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能勢町で「里山留学」してみませんか? @校長室より

「里山留学」ってなに?

初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、今年度(令和3年度)から新たに始まった能勢町の制度なのです。

里山留学制度とは…





っと、本題に入る前にまずは背景からご説明します。

現在の大阪府公立高校の入学者選抜(高校入試)は学区を設けていないため、府内どこに住んでいても、どの高校でも受験することが可能です。

ところが能勢分校は、”おおさかのてっぺん”(大阪の最北端)と呼ばれる能勢町にあります。どんなに朝早く起きて通学しようにも、大阪府最南端の岬町からは始発電車に乗っても1時間目の授業には間に合いません。同じく大阪府南部の河内長野市からは始発に乗れば何とか間に合うものの、片道約3時間、往復約6時間かかります。3年間毎日通学するには、よほどの覚悟がなければ難しいと言わざるを得ないでしょう。

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そうは言っても、大阪府の中でもオリジナリティあふれる特徴的な教育活動を行っている能勢分校です。一人でも多くの中学生の進学先として選んでほしい。大自然あふれる能勢町で、のびのびと高校生活を送ってほしい。

そんな中できたのが、この「里山留学」です。

里山留学制度とは…

大自然あふれる能勢町内の住民の家で生活(下宿)をしながら能勢分校に通学できる制度です。能勢町の制度として令和3年度から開始しました。

これまでは自宅から能勢分校までの距離が遠くて、通学することが困難だったケースでも、里山留学制度を利用することで、府内全域から能勢分校に通学することが可能です。

下宿先である里山ファミリーや能勢町の地域住民、里山留学生の先輩が温かく迎え入れますので、親元を離れても安心して生活することができる、驚きの制度です。

しかもこの里山留学制度は、単なる下宿ではありません!

「里山留学プログラム」と呼ばれる、里山留学生が能勢町での学びをさらに深めるための体験型プログラムに参加することができるのです。

里山留学プログラムは、「農業」「環境」など能勢町ならではの産業や取り組みなど地域資源をフルに活用した課外活動です。能勢町に住んでいるからこそ体感できる魅力的なプログラムです。地域住民の皆さんも一緒になって応援してくれています。

ある日のテーマは、能勢町の特産品である”○○”にまつわるプログラムでした。

その”○○”とは…

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これです。
能勢町の代名詞とも言える栗 ”銀寄” です!

一粒一粒、非常に大きく高価な栗として有名なのがこの銀寄。


果たして一体どのようなプログラムなのか。

詳細は次回の記事でご紹介します。ご期待ください!