栗の達人による課外活動、はじめました @校長室より
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栗の達人による課外活動、はじめました @校長室より

前回の記事で、今年度から能勢町内の住民の家に下宿しながら能勢分校に通学することができる「里山留学制度」を開始したことをお伝えしました。


前回の記事はコチラ


しかも、この里山留学制度は単なる下宿制度ではなく、「里山留学プログラム」と呼ばれる、里山留学生が能勢町での学びをさらに深めるための体験型プログラムに参加できることもお伝えしました。

里山留学プログラムは、「農業」「環境」など能勢町ならではの産業や取り組みなど地域資源をフルに活用した課外活動です。能勢町に住んでいるからこそ体感できる魅力的なプログラムです。地域住民の皆さんも一緒になって応援してくれています。

今回は、能勢の特産品である「銀寄」栗についての特別講義を追いかけてみました。

講義の内容が気になるところですが…

まずは、「銀寄」栗とはいったい何なのか、初めて耳にする方もいらっしゃるかと思うのでご説明します。
「銀寄」とは18世紀中旬に能勢町に広島から持ち帰った栗をまいたところ、そのうちの1本が良い実をつけたことが発祥と言われています。
天明から寛政にわたる大飢饉の時に、この栗を売り歩いたら高値で売れて、多くの「銀札」を集めたことから「銀を寄せる」という意味で「銀寄」と呼ばれるようになったようです。(なるほど、縁起がよさそうな栗ですね…)
現在では”栗の王様”とも呼ばれているようです。

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↑一粒一粒が非常に大きくどっしりとした扁平な形が特徴です!

能勢町が誇る「銀寄」。
今回の里山留学プログラムは、この「銀寄」をはじめ地元能勢町でたくさんの品種の栗を栽培していらっしゃる西田彦次さんによる講義です。

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↑西田さんは栗の生産に60年以上の経験を持ち、
能勢分校が大変お世話になっている「能勢の高校を応援する会」の会長を
務めていらっしゃいます

この日の講義は、まず座学から始まります。「銀寄」をはじめ栗の栽培における留意点、品種の見分け方、大きさの測定方法までインプットは多岐に渡ります。(生徒たちも真剣なまなざしで学んでいます)

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さらに、収穫した栗のベストな焼き方も学びます。西田さん自作の「焼栗コロコロ機」も大活躍です。焼栗は最適な焼け具合を逸すると味が変わってしまうため注意が必要です。
売っている焼栗を食べたことはあっても、自分で焼いて食べる経験がない生徒もいたようです。

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↑焼栗コロコロ機(非売品)

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↑きれいな焼栗ができました!

一通り教室でのインプットが終了した後は、西田さんの栗園に移動します。実際の栗の木を見ながら、実践的な講義が始まります。
剪定の適切なタイミング、一粒の栗を大きくするための工夫、本格的な苗づくり(「接ぎ木」)技術の話など、経験豊富な栗の達人だからこそ教えられる内容ばかり。言葉の重みが違います。

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教室でのインプット、栗園での実践的な学び、と1日で学習するには贅沢すぎる内容の講義を展開してもらいました。
市内から能勢町に来ている生徒にとって、特に刺激の多い1日になっていたようです。

能勢町に住んでいるからこそ体感できる「里山留学制度」を使って能勢分校に通ってみませんか?

能勢分校では「令和3年度 第1回学校説明会」を開催します。能勢町担当者による「里山留学説明会」も同日開催予定です。ぜひこの機会に能勢町の自然を満喫しに来てください!

”おおさかのてっぺん(北の端)”能勢町にある公立高校です。旧大阪府立能勢高等学校。「超少人数制」「グローカルな探究活動」「里山留学制度」が特長。大自然に囲まれた環境でのびのびとした高校生活が送れます。